三井住友カード株式会社様

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三井住友カード株式会社

収益力強化に向け顧客理解をAIで加速
機械学習の自動化により全社的に推進

背景

顧客理解の深化を目指し、プロモーションの効率化、与信管理の精度向上などでデータ活用を進めている 社内にデータサイエンティストが少なく、AIを活用して高精度かつ迅速な分析を誰でも行えるようにしたいと考えた。

ソリューション

NSSOLが提供する機械学習自動化プラットフォーム「DataRobot」を選択。NSSOLのデータ分析統合環境「DataVeraci@absonne」と組み合わせ、実際のデータを使ったPoC(概念実証)で効果を確認してから導入を決定する。

成果

既存のツールより高精度で迅速な分析ができる、人間が発見できない新たな知見が得られる、短期間の研修で幅広いデータ分析が可能になるなどがPoCで実証され、クラウドベースでDataRobotの本格運用を始めた。

顧客をより深く知るために誰でも使えるツールの導入を検討

国内における「VISA」ブランドのパイオニアとして、日本のクレジットカード業界を牽引している三井住友カード。「安心で豊かな消費生活の実現」を目指す同社が、データ活用の加速に改めて取り組んだのは2015年ごろである。人口減少期に入り、カード業界では顧客理解を深化させ収益力の強化につなげることが各社の課題になっている。

三井住友カードでは、ゴールドカードやリボ払いといった高収益商品のプロモーションをダイレクトメールの送付などで強化していたが、潜在ニーズの掘り起こしによるターゲティングの最適化が課題になっていた。

また、与信管理におけるリスク評価では実績のある統計分析ツールを使っていたが、モデル構築に数カ月かかることが課題になっていた。これら課題の解決に向けて同社は高精度かつ迅速な分析を誰でも行えるツールを探した。

「DataRobot」と「Data Veraci」を組み合わせてPoCを開始

複数のツールを比較検討した結果、三井住友カードは、新日鉄住金ソリューションズ(以下、NSSOL)が提供する機械学習自動化プラットフォーム「DataRobot」(データロボット)と、NSSOLが開発・提供するデータ分析統合環境「DataVeraci@absonne」(ダータヴェラーチ・アット・アブソンヌ)の組み合わせを選択。2016年夏、それらのクラウドサービスを活用してPoCを開始した。

NSSOLは、多くの企業におけるデータ分析システム構築の豊富な導入知見を生かし、DataRobotの効果な活用方法や分析結果の解釈に関するアドバイスや議論を提供するといった幅広い支援を実施。三井住友カードは、DataRobotで構築したモデルの精度や構築スピード、利用しやすさなどを高く評価し、当年度中に正式採用を決定した。

幅広い部署でデータ活用加速へ、5年間のROIは数百%と試算

三井住友カードは2017年4月から、DataRobotをNSSOLのクラウドサービス上に搭載し、本格運用をしている。DataRobotは約1カ月の研修で利用可能になるため、同社はDataRobotを全社へ展開。マーケティング部が全社の各部署におけるデータ活用の促進支援を行い、各部と施策を共有したり共同で検討したりする仕組みを構築しているところである。

DataRobotへの期待は大きい。マーケティング関連では、顧客理解が進んだ結果、プロモーションの効率が上がり、カード利用が促進が期待できる。金利・手数料収入の増加などで、5年間のROI(投資対効果)は数百%に上ると予測されている。

また、与信管理についてはこれまで以上に高精度のモデル構築が短期間で可能になる見込みで、リスクを増やさず貸出金額の増加が可能になると期待されている。

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