矢崎総業株式会社様

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矢崎総業株式会社

主力データセンターを北九州に移設
クラウドの柔軟性を最大限に活用

背景

BCP(事業継続計画)などへの対策として、プライマリデータセンターを自社から他所に移設する検討をしていた。立地やコストに加え、多様なクラウドサービスを利用できることも条件に加えて検討を進めた。

ソリューション

国内外13カ所の最終候補の中から、北九州にある新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)の新鋭データセンターを選定した。決め手は、多様な使い方ができるNSSOLのクラウドサービスabsonneと、パブリッククラウド連携だった。

成果

北九州への移設によって事業継続リスクを抑えるとともに、クラウドサービスabsonneを利用して、より柔軟なインフラを整備した。基幹系を含む新規システムはすべて新しいインフラ上に構築し、既存システムも順次移行する。

三つの要因からプライマリデータセンターの移設を検討

自動車用ワイヤーハーネスで世界トップクラスのシェアを持つ矢崎グループ。その中核を担う矢崎総業は、静岡県裾野市にある同社プライマリデータセンター(DC)の移設を2014年から検討していた。理由は災害対策の強化、24時間365日稼働、および今後のクラウド活用のためだ。プライマリDCが満たすべき要件を見直した結果、既存環境には可用性や地理的条件に事業継続の残存リスクがあった。また、法定停電などにより24時間365日稼働ができず、グローバル化するシステムの運用要求も満たせていなかった。さらに今後、ITリソースの調達を柔軟にするには多様なクラウドサービスの活用が必須と考えていたが、複数のサービスと個別契約するのではなく、用途に応じて必要なサービスを選べる統合的な利用環境の実現を模索していた。

13の最終候補からNSSOLの北九州データセンターを選択

矢崎総業は、通信のレイテンシー、電力供給や政治関連の安定度、災害リスク、可用性、コストなどを比較し、移設先の候補を国内外の13データセンターに絞り込んだ。この時点では国内より海外の候補の方が多かったという。

しかし、同社が最終的に移設先として選んだのはNSSOLの北九州データセンターだった。総合的に見てコストが安価だったことに加え、柔軟にITリソースを調達できるクラウド環境を高く評価した。一つはNSSOLのマネージド・クラウドサービス「absonne(アブソンヌ)」であり、もう一つはデータセンター内外の複数のクラウドサービスに安全にアクセスできる「マルチクラウド環境」だ。矢崎総業は今後、ITリソースの調達方法としてabsonneをはじめとするクラウドサービスを積極的に活用する。

インフラを再整備、より柔軟で幅広いサービスが提供可能に

2015年から始まったプライマリDCの移行準備作業は順調に進み、まず新規開発システムを中心にプライマリDCで稼働させている。これにより、矢崎総業は事業継続の残存リスクを軽減し、24時間365日稼働のシステム要件もクリアした。

同社のICT推進室インフラ運用部は以前から社内向けのサービスとして仮想サーバーやストレージを提供してきたが、今回、absonneの導入をきっかけにそのインフラサービスを再整備している。リソースを容易に増強できるようになり、バッチジョブの実行環境や監視といった新サービスも加えた。また、運用業務もabsonneに合わせて再設計し、改善したうえでNSSOLにアウトソースしている。今後は、BCP環境の再構築をNSSOLと共に進めていく考えだ。

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